■SNOW■レビュー〜自己主張編〜
【遥か昔、この空には龍が存在した。】
●前書き●
レビュー載せるのは初めてですか(って言っても以前書いたやつだが)。
例えパクリといわれても、例え二番煎じといわれても、面白ければ良いんだよ!と主張したい作品でした。
●システム●
抱っこシステムってのは初めて。後おんぶシステム?(笑)
桜花があまりにも小さいため、澄乃や芽依子の視点に合わせると桜花が頭しか見えないっつー罠。
旭も例外ではないんだが、旭にはそんなシステムはありませんでした。桜花だけの特権です。間近で見える桜花の表情はすっごくかわいらしくてグッド。良い傾向かなと思いました。悪くはない。
セーブ区域は多すぎるほど。まぁ、私はサイトの攻略見ながらする邪道派なので、別にこんなにいらないです。でも、ロードやセーブするときにやたら遅いのは気になった。KanonやAIRみたいなセーブの仕方は良いなぁ、なんて。簡単だし。
また難点ですが、右クリックでもなんでもいいんですが、ゲーム中に会話の部分が消せない、ってのは大きな欠点です(私にとって)。枠の部分で見えにくいし、一瞬のCGだとかなり困る。表情とか変わる時にちょっとの間消えますが、やっぱりじっくり見たいなぁとか思いました。あ、もしかして実は私が知らないだけで消せたりしますか?もしそうだったら教えてくださいませ(汗
●OPムービー●
あーね、なんか何回も見てるうちに素晴らしく感じてきちゃったよ。でも、やはりスムーズに動かないのが気になるなぁ・・・。ま、私のPCの所為かもしれませんが。これはおいとこう。
●キャラ●
やはり個性的なキャラが多かった。Keyとかで出しても全然違和感感じない(爆)
・雪月澄乃・・・「えぅ〜」が口癖のあんまんが動力源(?)の女の子。後で分かったことだが、澄乃のオパーイがでかいのは桜花のアレに繋がるわけで・・・。
・日和川 旭・・うさぎとか。「のだ〜」は口癖・・・?一人称は「ボク」。好物は生の野菜。・・・?( ̄□ ̄;)
・北里しぐれ・・無口でミステリアスな女の子。萌え。私的にはこういう娘をいじめるのも好きだが、やはり積極性に欠ける。つまり何が言いたいのかというと・・・
・若生桜花・・・古風な話し方をする、もうその風貌は幼女。なんでその口癖にツッコミを入れなかったのか、私には不思議でたまりません(設定上そうであってもね)
・橘 芽依子・・私のNO1お気に入りキャラ。もうステキ。医者の娘・・ということになってるらしいが、実はそうではないのだ。では息子?・・・はっはっは。
・出雲彼方・・・このゲームの主人公。殴られる時の叫び声のレパートリーが多いのが良い(いいのか?)。でもツッコミはちょっとなぁ、とか思わせる部分も(何言ってますか?)
・雪月小夜里・澄乃の母親。この澄乃編やって、この人がどれだけ良い人かって事を実感。
・シャモン・・・・桜花の猫。すごく某Kan○nの猫に似てるがこの際どうでもいい。でも、存在意義はあまりない。桜花の身代わりに過ぎないのか?
Legend+αはあえて省略(なぜ・・・)
まぁ、キャラについてはとやかく突っ込む点なし。芽依子があまりの破壊力だったってのもあるが。
●音楽●
OPとEDに関しては何も言う事がない。特にED。「ふたりの足跡」は大変すばらしいと思う。よすぎ、最高。こんな言葉を並べても語れないくらいの素晴らしさがある。
最後の最後にバシッと決めてくれましたってな感じで。
・・・が、ゲーム中のBGMについてはどーもなぁ。意識しないと思ってもやはり意識してしまう。
とりあえずこれはまずいだろとか思うような曲
「凍土高原」「the fox and the grapes」
・・・某ゲームのBGMですが突っ込まずにはいられませんでした。あと、ONEの曲も混じってたような気がします。曲名は忘れましたが。
その辺どうなんでしょう。でも他は違和感なかったし、普通に聞けたので良かったです。可もなく不可もなく。
●シナリオ●
これは音楽と違って独特、って言ったら言いすぎだけど「SNOW」だけの一つの世界を見れる、つまりは大変素晴らしいシナリオばかりでした。
シナリオに関しては別にパクリとも思いません。しぐれ、桜花なんかは完全な「SNOWワールド」だと思ってますからね。
泣くところはしっかり泣かせてくれるゲームでした(んな事言っても全員しっかり泣きましたが)。
Legendからの伏線もしっかりこなせているし、何よりLegendが良かった。
やはり芽依子シナリオがほしかったってのが私のわがまま。
欠点は微妙にあったりしますが、どれも小さいことばかりなのであえて気にしない方向で。良い感じですね。
●CG●
より物語を引き立ててくれたのがこのCGのクオリティーの高さですよ。
この点に関しては何もいうことがないと思います。どのCGもすばらしくてホントに感銘を受けました。
立ち絵も非常に良く、やはりひいきしますが芽依子のバリエーションがやたらすごかった。もう逝かせてくれ。
原画家は飛鳥ぴょんさん。すげーなぁ、すばらしーなぁ。
次回作もこのクオリティーを維持して頑張って欲しいですね。んー、満点。
●エチシーン●
むしろ期待してなかった分、澄乃のあの多さには感動(えー)
夫婦の営みだよ!
●総評●
こうやって考えてみると、私はやはりこのゲームを否定してプレイしていたような気がしてなりません。
だから今から改めて言いなおそう。これは良き作品だ。略して良品だ(良作といいます)。
名作、と言っても言いのだけれど、やはり何から他のゲームの類似点やら影やら見えますので、それは避けられません(KanonやらAIRやら出る前に出たら最強の名作だったろうな・・・)
でも、一つの作品、一つの良作としてプレイすることは多いに可能です。
これをやって今までにない何かを感じたりできれば、それだけで良い作品ってことになるでしょーが。
私はこの作品を世に薦めます。是非一度プレイしてみてどうかと。
ただし、Key系の作品全般が苦手な人にはきっついもんがあるかと。
と、いうわけで全体の評価から、私的に点数をつけますと88点くらいはあるのではないでしょうか?
中途半端で申し訳ありません。
で、もし次回作があるならば、今度はこのクオリティーを維持しつつ、『スタジオメビウス』独自の「これは完全なオリジナルだ!」と思わせる名作を作ってみてはいかがかと。
前作の「悪魔95」や「絶望」など、話題になった作品も多いことですし(別の意味で)、やれない事はないですよ。
でもいつから路線を変えたのかわからないんだけど・・・。
とにかく、次回作ではそういうオリジナリティに満ち溢れた新作を待ってみようと思います。
ではいいところで、レビュー終了〜。
ちなみに絶望はプレイしました。絶望したよー(えー)
2003年:6月23日(月)から抜粋。